アトピー性皮膚炎というのは、色んな場所に出るものです。
それは人によって違いがありますが、隠れている部分ならまだ人の目はそこまで気になりませんが、人に見られる部分に出てると嫌ですよね。
中でも顔に症状が出てる人がたくさんいます。
本当に、顔だけは勘弁してほしいといつも思います。
この記事では、アトピーさんの洗顔方法や赤みや炎症してる時の対策などを美容の専門家の方に聞いてきたので、それをお伝えしようと思います。
アトピーの人は洗顔するべき?しないべき?
アトピー性皮膚炎の原因の一つに皮膚バリア機能の低下があります。
バリア機能が低下すると、外からの刺激に弱くなり、それがかゆみや赤みなどの炎症となってしまいます。
なので刺激しないために「洗顔はしない」という人がいるのも事実です。
結論から言うと、アトピーの人は状況にもよりますが、ちゃんと洗顔をするべきだと私は思います。
なぜなら、化粧する人はもちろん、たとえ化粧をしない人であっても肌は汚れるから・・・。
私自身は花粉の時期、顔に炎症が出るのですが、外に出かけてる時に特に痒みが増します。
そして帰宅して顔を水で洗ってやると落ち着きます。
これはやはり、外出時に花粉がついてる証拠。
花粉以外にもほこりやら化学物質やら色々あると思いますが。
体のしくみと一緒で老廃物はちゃんと出してあげないとダメだと思っています。
正しい洗顔方法とは?
アトピー肌は普通の肌とは少しケアが変わってきます。
特に顔は体の中でも特に弱い部分です。
洗顔する水の温度にも気をつけないと、刺激となって痒みなどに繋がってしまいます。
なのでアトピーの人が洗顔をする場合、具体的にどういう風にすれば良いのか、また気をつけることは何なのかを見ていきたいと思います。
洗顔料は低刺激のものを選ぶ
メイク落としにしても、洗顔料にしてもできるだけ低刺激のものを選んで下さい。
敏感肌と言ってもみんなが同じわけではありません。
原材料がシンプルなものを選ぶのも良いです。
あとは、これまでに肌に刺激があった化粧水に含まれている成分なんかをチェックしてみるのもおススメです。
こればっかりは自分の肌との相性ですので、じっくり選んで下さい。
洗顔する時の水の温度は?
洗顔する時に水の温度って気にしますか?
実はこれがとても重要です。
洗顔する時の温度は32~34度くらいが良いということです。
自分の体温よりちょっと低い温度くらいですね。
このくらいの温度が、皮脂汚れなど落とすのにちょうどよく刺激も少ないです。
逆に高い温度だと乾燥の原因になったり、低すぎると汚れが落ちないということになってしまいます。
洗顔方法
①手を洗う
手はとても汚れています。このまま洗顔してしまうと顔に汚れをつけるようなものです。
まずは手を洗いましょう。
②洗顔料を泡立てる
洗顔料を泡立てるのですが、細かい泡を作りたいので洗顔ネットなどを使うと細かい泡になります。
少し水を混ぜて細かくてしっかりした泡を作って下さい。
片手にこんもり乗るくらいの泡がひっくり返しても落ちないくらいが理想です。
③顔に乗せ優しく洗う
泡を顔に乗せて手のひらと顔の肌が触れないように、泡を転がすように洗います。
手のひらが顔に当たるとそれも刺激になってしまいます。
④32~34度くらいのぬるま湯でしっかりすすぐ
額、頬、あご、中心それぞれのパーツで分けてしっかりすすぎます。
例えば額だけを手のひらにためたぬるま湯で10回ほどすすぎ、右頬10回、左頬10回・・・というようにすすぎます。
この時も手があまり肌に触れないように気を付けて下さい。
シャワーなどで直接顔を流してしまうと、シャワーの水圧がまた刺激になってしまいます。
⑤タオルで軽く押さえるように拭く
当然ですが、清潔なタオルを使用してください。
ゴシゴシ拭かず、タオルで軽く押さえる感じです。
⑥すぐ保湿する
洗顔後は乾燥しやすいのですぐ保湿しましょう。
保湿するときも優しく押さえるようにしながら化粧水を入れていって下さい。
顔が炎症してる時の対処法
洗顔後、顔が赤い・ムズムズ・ヒリヒリする・・・。
そんな時は冷タオルで顔を冷やしてあげましょう。
洗面器などに氷水を作り、タオルを入れ冷タオルを作る。
そのタオルを絞り、顔を冷やす。
顔の赤みが落ち着くまで繰り返して下さい。
また、冷タオルとぬるめのタオルの2つを用意し交互にする温冷法もオススメです。
冷タオルだけではなかなか赤みがひかないときは試してみて下さい。
この温冷法は最後は冷タオルで終了するようにして下さい。
まとめ
アトピーの人は刺激に弱いだけに洗顔も悩む所。
なので、低刺激なものを使って、低刺激な洗い方でしっかり肌をケアしてください。
私はこの洗顔方法を朝晩やって、皮脂が作れるまでに肌が回復してきました。
人に見られる頻度の高い顔の調子が良ければ、気分も変わってきますからね。
かなり、面倒くさいやり方だとは思いますが刺激が少ないのでやってみて下さい。
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