アトピーに効果のあるという別府の湯の花を自宅で試してみた結果

アトピー

あなたは温泉が好きですか?
私はアトピーなので大勢の人に肌を見られるのが苦手です。
もちろん、ぜい肉問題もありますが(笑)

しかし、先日温泉地へ旅行に行ったにも関わらず一切温泉には入らないで帰るというもったいないことをしてきました(笑)
せめて温泉地に来たっていう証でも・・・と思い購入したお土産「湯の花」の効果が凄かったのでご紹介したいと思います。

湯の花って何?

別府 明礬温泉の湯の花

めちゃめちゃ簡単に言うと入浴剤です。
私は温泉に詳しくないので知らなかったんですが、温泉好きの方々には常識なんでしょうか?

採取の方法はいくつかあるらしいのですが、温泉の不溶性の沈殿物が湯の花と呼ばれます。
この湯の花を自宅のお風呂で入浴剤として使用するとその温泉と同じような効果・効能があるということです。

ちなみに私が行った別府の温泉は明礬(みょうばん)温泉で、そこの湯の花を購入して帰りました。

明礬温泉の効能は筋肉や関節の慢性的な痛み・こわばり、軽い喘息や肺気腫、自律神経不安定症、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎、糖尿病などなど・・・まだたくさん書いてあります。

普通の温泉ならだいたい同じようなことが書かれていますが、けっこう詳しく様々な病名が書かれていたりします。

明礬温泉の湯の花にもこれと同じような効能があるということになりますね。

湯の花はアトピーに効果がある?

結論から言ってしまうと、私には効果がありました!!

今までも旅行のついでではありますが、アトピーに良いと書かれている温泉に入ったことはあります。
入浴剤も買ったことがあります。
しかし、何がどういう風にいいのかも分からず、結局毎回「温泉なんて気持ちのもんよね~」なんて思っていました。

今回は旅行の目的が温泉ではなかったため一切温泉には入ってません。
足湯すら入ってません。
でもせっかく温泉地に来たのだからとお土産に湯の花を買って帰りました。

なので私が感じた効果はこの湯の花を使ったことによる効果だと言えると思います。

湯の花を入れたお風呂の効果は?

旅行から帰り、早速湯の花を使ってみて感じたことを書いていこうと思います。

ぐっすり眠れるようになった

基本、昔から私は不眠ぎみで食べ物に気を付けるようになってかなりアトピーも軽減され眠りも少しはマシになりましたが、それでも眠りは浅く、ちょっとした物音でも目を覚ましますし、夜中何度も目を覚ましますし、今までぐっすり寝た感覚を感じたことがありませんでした。

しかし、この湯の花を使った日、朝まで起きることなくぐっすり眠れました。
自律神経にも良いよいうことでその効果があったのだろうと思っています。

痒みが軽減した

痒みも睡眠と関係しますが、痒みがほとんど無かったのが驚きでした。
ちょうど、家で色々あってそのストレスで痒みがけっこう出ていた時期だったんですが、湯の花を使った翌日は乾燥する時期にも関わらずお肌はしっとりしており、いつもの私の秋の肌ではない感じでした。

明礬温泉の湯の花の何がアトピーに良いのか?

明礬温泉付近では明礬がアトピーに良いということは有名なようで、研究もされ、石鹼やクリームなどの商品も開発されています。

私は薬膳を実践しているのですが、食材などには全て効能があるという考え方をします。
効能というのは栄養的な部分だけでなくもっと広く、体への働きについても含んでいます。
薬膳についてはこちらを読んで頂くと分かりやすいと思います。
薬膳とは?薬膳の基本を知ると一生自分の体に活かしていける!」

明礬がアトピーに良いと聞いたときに明礬の効能が気になって調べてみました。

明礬は体にどういう働きをする?

【寒】・・・体を冷やす作用が強い。
のどの渇き、痛みや発熱改善。体を潤す。解毒作用がある。
冷えやすい人は使い過ぎ注意。

【酸・渋】・・・体を引き締めて出し渋らせる。発刊抑制。
下痢、尿の出すぎ抑制。筋肉引き締めなど。

【肺・脾・肝・大腸】・・・全身に体液を巡らせ、汗で調節し、皮膚を正常に保つ。
また外からの病気の侵入を防ぐ。
食物を消化する。
気の巡りを統括し精神安定、血の貯蔵・分配、筋肉運動を円滑にする。
便として排出。

これは漢方薬としての明礬が体にどういう働きをするかを表したものなので、湯の花には他にも含まれているものもありますし、これとはちょっと違ってくるとは思いますが基本的にはこのような働きがあると思われます。

アトピーに良いと言われる理由

明礬の何がアトピーに良いかを中医学的に見てまとめてみるとこのようなことが考えられます。

体を冷やす作用が強い →→→ アトピーの炎症を抑えることに繋がっている

体を引き締める、発汗抑制 →→→ アトピーは汗によって痒みが増すので抑制することで痒みが起きにくい

肺の働きに作用することで皮膚を正常に保ち、外からの病気の侵入を防ぐ →→→ アトピーの人は肌が敏感でホコリやダニ、日光や寒暖差、花粉など外からの刺激にも弱いため、それらを防ぐ働きがあることで炎症が起きにくくなる。

食物を消化し便として排出 →→→ アトピーの方は胃腸機能が弱い人が多く、体に老廃物をためやすくそれが炎症として皮膚を通して出てくる。
なので便として排出する機能がアップすることで老廃物を便からスムーズに出すことができ、皮膚から出ることが減る。

気の巡りを統括し精神安定 →→→ アトピーの悪化原因の一つとしてストレスも挙げられる。
ストレスがかかると全身の巡りが悪くなって滞ってしまい、イライラしやすくなったり、赤身や痒みが出たり。
巡りを良くしてあげることで全身を整えてくれ精神安定に繋がる。

その他にも良いと言われている理由が

弱酸性のお湯になる →→→ アトピーの肌の人は肌がアルカリ性に傾いているので、酸性のお湯に入ることによって肌が安定します。

抗菌作用がある →→→ アトピーの原因の一つが黄色ブドウ球菌。
この菌が繁殖することによってアトピーの悪化に繋がります。
明礬には抗菌作用があるため黄色ブドウ球菌の繁殖も抑えられると考えられます。

湯の花を使用する時の注意点やデメリット

私が実際に使用して感じた明礬温泉の湯の花の注意点やデメリットをお伝えします。

浴槽に色がついたり傷めたりする原因になる

明礬温泉の湯の花はお湯に溶かすと黄色っぽいお湯になります。
そして浴槽にこの色がついてしまうとなかなか落ちません。

また自動運転や追い炊き機能などがある浴槽だと壊れる原因にもなってしまいます。

浴槽に湯の花を入れて楽しみたい場合は自動運転、追い炊き機能は停止した状態で入る。
入り終わったらすぐお湯を抜き浴槽を洗うことが大切です。

匂いがけっこう残る

明礬温泉の湯の花を溶かすとすごい鉄の匂いがします。
洗い流してしまうとあまり効果が期待できないので洗い流さずそのままお湯から出ることになるのですが、体に鉄の匂いがついています。

これは、アトピーで体が傷だらけの時に体から発せられる鉄っぽい匂いよりも更に強烈です。
時間と共に匂いは薄くなっていると思いますが、お湯に浸かっていない人からするとかなり強烈に匂うらしいので注意が必要です。

まとめ

別府温泉の湯の花を自宅で試した結果をお伝えしましたがいかがだったでしょうか?
まとめると

湯の花に含まれる明礬がアトピーに良いと言われており、中医学的観点から見ても良い理由が分かります。
明礬は炎症を抑え、汗を抑制し、雑菌の繁殖を防ぐ。
皮膚を正常に整える。
また精神安定の働きもある。


注意点、デメリットは浴槽を傷めることがあるので洗い流すなどの対処が必要なのと匂いがけっこう強めといった感じです。

しかし、注意点にさえ気を付ければ、湯の花を楽しめます。
私個人としては炎症が引き、痒みが軽減され、よく眠れるようになりました。
これは本当にとても大きな変化です。

もちろん、個人差はあると思うのですが少なくとも私には変化があったことは事実です。
しかし、これは体質も大きく影響されると思うので、もし湯の花が手に入ったら始めは少しずつ試すことをおすすめします。

湯の花ってどうなんだろうと思っている方のお役にたてれば嬉しいです。



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