アトピーの人が食事で気をつけることは?ストレスをためない食べ方とは?

アトピー

アトピーの人は食事に気をつけている人がとても多いと思います。
これは食べた方がいいよと言われてるものもたくさんありますが、いったい何から手をつければ良いのか分かりませんよね。
なのでこの記事では、食事で気をつけることを薬膳からの視点も交えてお伝えしたいと思います。

また気をつけてばかりいるとストレスがたまってしまうのでストレスをためない食べ方も提案していきたいと思います。

アトピーを悪化させる食事は避ける

アトピーを持っていると「コレを食べたらあまり調子がよくないんだよなぁ~」とか思う事ありませんか?赤身や痒みが出たり。
そういう時はその時の食事に問題があることが多いです。
むしろ、そういう食事を控えることによって症状が楽になることもあります。

油の摂り方に気を付ける

油というものはカロリーも高く、どちらかというと嫌われ者のイメージが強いと思います。
しかし、油は体にとって必要なものでもあります。

アトピーにとって良くないのは

◉牛や豚などの脂
◉酸化した油や酸化しやすい油

です。

まず、牛や豚などの脂についてですが、これらは分子が長く分解しにくい特徴があります。
そして次に酸化した(またはしやすい)油。
具体的には揚げ物に使った油や保存状態の悪い油などです。
酸化とは、空気中の酸素と結合することによって、色んな物質が発生し、これらの物質が油を劣化させます。
これは揚げ油だけでなく、保存状態の悪い油でも起こり、熱や空気に触れている、光に当たることによっても酸化されます。
これらの酸化された油が、分解される時に内臓に負担がかかるためアトピーには良いと言えない理由です。
例え体に良いと言われているオメガ3系(えごま油や亜麻仁油)の油であっても加熱することで酸化されるので、適切な摂り方が必要になってきます。

砂糖の摂り方に気を付ける

疲れた時に欲しくなる甘い物。その甘みを出しているのが砂糖です。
アトピーの人は砂糖を摂ると痒くなるという人がとても多いです。

アトピーにとって良くないのは

◉白い砂糖

です。
上白糖やグラニュー糖、氷砂糖などです。
それは精製されているからです。
精製された砂糖には食物繊維やミネラルが含まれておらず、血糖値を上げやすいです。
血糖値が上がる事により副腎皮質からコルチゾールというホルモンが出されるのですが、糖質が多いと血糖値の上がり下がりでこれが過剰に出されてしまい副腎に負担がかかってしまうのです。
これがアトピーの悪化に繋がってしまいます。

刺激物の摂り方に気を付ける

刺激物とは主に、唐辛子などの香辛料のことです。
薬膳的にみると、香辛料というのは体を熱くする性質のものが多いです。

アトピーの人の多くは体の熱がこもりやすい特徴があり、また皮膚は乾燥しています。
香辛料によって体が熱くなるということは熱もこもり、さらに皮膚を乾燥させ、痒みが出る原因になります。
また例え、汗をかいたとしても、その汗が刺激になって痒みに繋がっている場合もあります。

ストレスをためない食べ方

日々気をつけてばかりいるとたまには油ものや甘い物、刺激物が食べたくなる時もやってきます。
今の世の中「摂らない」というのはかなり難しいことだと思います。
また友人や家族との付き合いで外食することもあるでしょう。
そんな時に、体のことも思いつつ、ストレスなく食べられると嬉しいと思いませんか?

我慢しすぎると、その反動で収拾がつかなくなることもあるので、ストレスをためない食べ方がポイントになってきます。

代わりになるものを選ぶ

食事に気をつけると言っても、完全に油断ち、砂糖断ちをしましょうと言っているのではありません。薬膳の効能なんかも合わせて考えるともっと視野が広くなります。
アトピーに和食が良いのは知ってるけど、和食と言えば甘い味付けも多い物。
それなのに砂糖を使うな、となると美味しくありませんよね。
家庭で調理する場合、代わりになるものを選ぶことで負担を感じることなく、食事を楽しめます。

私がアトピーのために食事を見直した時に最初に取り組んだことが油と砂糖を変えることでした。
今まではサラダ油を使い、揚げ物も多く、酸化した油も平気で使っていました。
そして家には精製された砂糖しかありませんでした。

私の場合、油はこめ油やオリーブ油に変えました。
あまり揚げ物はしなくなりましたが、揚げ物をする時もこめ油を使っています。
値段が高いので、必然と使う量も減り、揚げ焼きみたいになってますが(笑)
メニューによってはオリーブオイルで揚げることもあります。

どちらの油も酸化しにくい油なので、これに代えることで気持ちは楽になりました。

そして砂糖は、てんさい糖に変えました。
てんさい糖は薬膳的効能に「清熱解毒」があります。
これは体の炎症を抑えて体の老廃物や毒素を出すという意味があります。
実際に晩御飯にてんさい糖を多く使う料理を作ったことがあり、その日の夜はいつもより痒みがマシだったことがありました。(個人差はあると思います)

刺激物は調子の良い時にする

私は辛い物や香辛料が大好きだったんですが、アトピーの悪化に伴い、悪化時期には食べないようにしていました。
なのでカレーも食べませんでした。
でもやっぱり食べたくなってしまうんですよね。

なので、食べたい時はできるだけ体調の良い時にする。こういう時は刺激物を食べても出にくかったりするので。
あと、家庭で作る場合は香辛料を抜いて作ることもしました。

私は元々、保育園で調理師をやっていたので、保育園では刺激物はほとんど出ませんでした。

カレーなどもりんごのすりおろしを入れたり、トマトたっぷりにしたりしてカレー粉だけに頼らないようにしたり、マーボー豆腐なんかも豆板醤抜きで作ることが普通だったのですんなり受け入れられたのもあるのかもしれませんが。

まとめ

ほんのちょっとしたことですが、こういう生活にはすぐ慣れましたし、炎症も落ち着いているのでとても大切なことだったんだと感じています。

いきなり全てを変えていくのはしんどいかもしれませんので、できるところから自分のペースでちょっとずつ生活を変えていくのがストレスなく過ごすコツではないかと思っています。




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