自分自身がアトピーでよく思うことはすごく疲れやすいこと。
若い時でも友達と遊ぶにしても仕事のある平日に遊ぶなんてもってのほか。
休みの前日しか遊べなかったり、遊んだ翌日はぐったりして一日寝ていたり。
他の人に比べて無理は全然していないはずなのにすごく疲れやすさを感じていました。
アトピーの人はなぜ疲れやすいのか?私の体験から思う理由と、薬膳を学んで実践しているからこそ言える回復させるのに良い食材やメニューをお伝えします。
アトピーの人が疲れやすいのは事実
アトピーの人が他の人に比べて疲れやすいのはなぜなのでしょうか?
アトピーというのはよほどの重傷でない限りは入院することなく病院で薬をもらって様子を見るのが一般的です。
なので普通の生活をしている人がほとんど。
しかし、アトピーも病気であることには違いありません。
そして目に見える症状であるため精神的にも大きなダメージがあるのも事実です。
では具体的に疲れやすい原因を見てみましょう。
痒みで眠れないから
痒みというのは厄介なもので一か所掻き始めると連鎖的にあちこち痒くなってしまいます。
アトピーの場合は皮膚が敏感であるため、ちょっとした刺激で痒くなってしまいます。
また布団に入ることで温かくなり痒みが出たりもしますし、寝付くまでにも時間がかかったり、痒みで目が覚めたりと正直なところぐっすりは眠れないことがほとんどです。
なのでしっかり休息できず、常に疲れが残っている状態になっています。
痒いことでイライラしてしまう
痒みを薬で止めていればマシですが、脱ステなどをして薬の使用を控えている、または痒み止めも効かなくなっていると痒いことでイライラしてしまいます。
アトピーの痒みは本当に頭がおかしくなってしまうほど痒く、蚊に刺されて痒いのとはレベルが違いすぎます。
また眠れないという理由でイライラもしますし、常に痒いのでやりたいことができないというイライラもありストレスがすごく、とても疲れやすいです。
栄養がきちんと吸収されていない
アトピーの人は消化吸収の力が低下している人が多いです。
なのでちゃんと消化吸収できず、栄養不足になっている人も多いです。
栄養不足になっているとエネルギー源がない状態なのでだるさなども出て、常に体が疲れているという状態になります。
真面目な性格
真面目な性格っていいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、アトピーの方の真面目は疲れる真面目さです。
人に迷惑をかけるとかではなく、むしろその逆で人の気持ちを考えすぎたり、「こうでなければいけない」と自分を縛ってしまうこともよくあります。
もちろん、全てのアトピーの人がそうであるとは言いませんが、アトピーであるがゆえに、人からの見られ方などを気にする傾向があります。
なのでアトピー改善のためにダメなことなどは徹底してやってしまうなど、知らないうちに疲れてしまうこともあります。
アトピーの人の性格についてはこちらの記事に書いてあります。
「アトピー性皮膚炎の人の性格的特徴は?優しい?頑固?食事でのケアはできる?」
子供の頃からの体質
生まれた時から虚弱で生まれてきていると疲れやすい傾向にあります。
そこにアトピーが加わり、大人になっても酷い状態が続いている場合、体力の消耗も激しく疲れが蓄積している可能性があります。
疲れた時に回復する方法
アトピーの人はアトピーが原因で疲れることも仕事や人間関係など、環境で疲れることも多いもの。
そんな時にどういう方法をとると良いのでしょうか?
見ていきましょう。
しっかり睡眠をとる
これは当たり前のことなんですがアトピーの場合痒みで眠れないことも多いです。
薬を使いたくない気持ちも分かりますが、本当に疲れている時はかゆみ止めを使ってでもまずは睡眠を優先するのが良いです。
体力がつけば回復も早くなります。
また夕ご飯を少な目にするのもおすすめです。
夜ご飯をしっかり食べると消化にエネルギーを使い、体が休まりません。
脳を休める
アトピーの人は脳がフル回転していることが多く、色々なことを考えすぎています。
そこでおすすめなのが脳を休める事。
頭の中を空っぽにして数を数えることに集中したり、呼吸に意識を向けるといった瞑想なんかもとても良いです。
瞑想は眠れない人にもおすすめなので是非自分に合うスタイルで探してみて下さい。
元気になる食べ物を食べる
薬膳では元気になる食べ物(気を補う)を食べると体が整っていきます。
またその時の状態に合わすのも大事。
気を補うにはまずは米、芋、豆、きのこなどを意識して食べるようにしてみて下さい。
メニュー例としては、
◉とろろ(山芋)ごはん
◉鮭の塩焼き
◉五目豆
◉きのこ入り味噌汁
などです。
消化に負担をかけないようしっかり噛むことも大切です。
もしくは食べやすくやわらめに調理するなど。
作ったり噛むのすら疲れる場合は市販で売っている
◉お粥
◉市販の鮭の塩焼きまたは鮭や鶏の缶詰
◉カップのなめこ汁
などでも良いでしょう。
自分の疲れ度合いや生活習慣に合わせて選んでみて下さい。
まとめ
アトピーの人は、痒みによる睡眠不足や胃腸の状態、性格や体質などの様々な理由で疲れやすい傾向にあります。
その疲れを放置するのではなく、日々できることから取り組むことで疲れをためにくい体にしていくことが大切です。
それには睡眠、脳を休める、元気になる食べ物を食べることなど、普段から取り組めることをコツコツとやっていくことが疲れにくい体つくりに繋がっていきます。
無理をすることのないように気を付け、取り組んでみて下さい。
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