牡蠣の栄養と薬膳的効能は?知らないと危険!調理する時気をつけるべきこと

食物について

海のミルクと言われている牡蠣。
日本で牡蠣と言えば広島が有名です。
栄養が豊富でとても美味しいですよね。

しかし、その反面、牡蠣で当たるのを心配している人もいます。
私自身、調理のお仕事をしていた時は牡蠣を食べるのを禁止されていたほどです。
栄養と効能、そして美味しく食べるために調理する時に気をつけることなどお伝えします。

牡蠣について

牡蠣は世界中で食用とされています。
養殖はヨーロッパではローマ時代から、日本では江戸時代初期から行われていました。
こんな昔から養殖技術があったなんて驚きですよね。

日本で牡蠣と言えば「マガキ」で、大産地広島をはじめ、近年は滅菌後出荷されることが多く生食可のものも増えてきました。
日本には他に、北海道のマガキの一種であるエゾガキ、長崎のスミノエガキ、瀬戸内に多い丸形のイタボガキ、円形大型のイワガキなどがあります。
牡蠣は冬が旬で、夏は産卵期になります。イワガキだけは夏が旬になります。

牡蠣の栄養と薬膳的効能

栄養価が高く、しかも低脂肪です。
鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含みます。
即効性エネルギーのグリコーゲンは秋冬に蓄積され、旨味を増します。

牡蠣に含まれる豊富なミネラルが、ホルモンバランスを整えます。
特に亜鉛の含有量が高く、亜鉛には更年期に見られるほてりやのぼせ、イライラを改善し、また肌や粘膜の乾燥を防ぐ効果もあります。

また、精巣や前立腺の働きを補うので女性だけでなく、男性の更年期にもオススメな食材です。
亜鉛についてはこちらの記事に書いてあります。
「アトピーと亜鉛の関係は?どんな食材を摂れば亜鉛が摂取できる?摂る時のポイントもご紹介!」

体にどういう働きをする?牡蠣の薬膳的効能

季節や体調によって食材を選び、組み合わせて料理を作るのが薬膳です。
では薬膳的にはどのような効能があるのか見てみましょう!
薬膳の基本についての説明はこちらをご覧ください。

性質:平(体を温めも冷ましもしない。どんな体質の人が食べても影響がない)

味:甘・鹹(気を補う、胃腸の機能を高める。しこりをやわらかくする、便秘解消)

帰経:心・肝・腎(精神や睡眠を正常に保つ。全身の巡りを統括、筋肉運動を円滑にする。身体の成長、発育、老化、性機能のコントロール)

効能:体を潤して、血を補う。イライラや不安感、不眠症、動悸、更年期障害の改善。
ストレスや過労による疲労回復効果もあります。
肝機能を高め、解毒を促し美肌作りにも。

牡蠣の調理法と簡単薬膳料理

牡蠣はとても美味しいのですが、一方で食中毒が多数報告されているのも事実です。
なのできちんと調理し、安心して美味しく食べましょう。
また、簡単にできる薬膳料理もお伝えします。

牡蠣の選び方

殻付きの場合、持った時に重みのあるもの、水揚げ後なるべき新しい物を選んで下さい。
むき身の場合は身が乳白色でむっちりふくらんだポッチャリ美人のようなもの、貝柱は半透明の物を選ぶと良いでしょう。

調理する時に気をつけること

牡蠣のほとんどは内臓で、ウイルスが付着していることがあります。
調理する時は中までしっかり加熱して食べるようにして下さい。
厳密に言えば中心温度85度(以上)で1分以上加熱する必要があります。
しかし、家庭で中心温度計でわざわざ温度をはかることなんてないと思うので、「しっかり加熱」を意識して調理して下さい。

また、調理で使用したまな板や包丁、ボウル、スポンジなど、加熱前の牡蠣の調理で使用したものにもウイルスが付着している可能性もあります。
ノロウイルスには次亜塩素酸ナトリウムが有効で、ご家庭では塩素系漂白剤を使用し器具などの消毒をしていただくと安心です。

牡蠣の下処理

牡蠣の身には汚れがついています。美味しく食べる為にも下処理はしっかりしましょう。

牡蠣をボウルに入れ、塩と片栗粉をまぶす。
そこにトロっとなるくらいの水を入れ優しく混ぜる。
黒い汁になるので、洗い流す。キレイになったら水分をしっかり取り調理する。

他にも牡蠣に大根おろしを入れ、やさしく混ぜ汚れを落とす方法もあります。

オススメ薬膳料理

◉牡蠣のトマト煮

①下処理した牡蠣に小麦粉をまぶす。フライパンにオリーブオイル、みじん切りのにんにくを入れ香りを出し、ここに牡蠣を入れて、酒、またはワインをふりかけて焼く。
②ある程度加熱したら(表面をさっと焼く感じで中心はまだ生でも可。煮込むので。)一旦取り出す。
ここに玉ねぎの薄切り、しめじを入れ炒める。トマト缶、塩こしょうを入れ煮る。
③①の牡蠣を加え、中まで火が通るまで煮込んで完成。味が足りなければコンソメを足すなどして下さい。

※火照りやのぼせがあったり、アトピーの場合は玉ねぎ、にんにく、こしょうは入れない、もしくは控えめにして下さい。
玉ねぎの代わりにセロリを入れても美味しくできます。

女性にとってはなくてはならない血と潤いを補うメニューです。
トマトと牡蠣を合わせることで潤いアップを狙った薬膳料理になります。
長芋のマッシュを添えてもらうと更に効果的です。

まとめ

冬が旬の牡蠣ですが、美味しく食べるためには少し面倒かもしれませんが、下処理を忘れず、食中毒にも気をつけて調理する必要があります。
そこさえ気をつければ、栄養満点で特に女性には嬉しい効能を持っているので、とても良い食材ではないでしょうか?
是非、レシピも参考にしてみて下さいね!

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