とうもろこしの栄養と薬膳的効能は?むくみ撃退!とうもろこしを使った簡単薬膳レシピ

食物について

トウモロコシは甘くて茹でたり焼くだけで食べれておやつにもぴったりですよね!!
缶詰にもなっているので一年中手に入る野菜です。
最近では薬効の高いとうもろこし茶を見かける機会も増えてより身近に薬膳を感じてもらうことができているような気がします。
そんなとうもろこしについて書いていきたいと思います。

とうもろこしについて

とうもろこしには、私たちが生で食べるスイートコーンと、製粉用、飼料用品種があります。
冷蔵保存され、一年中出回りますが美味しいのは夏で旬は6~9月になります。

粉にしたり、加工法も様々で中南米やアフリカなどの多くの国で主食にされています。

スイートコーン

私たちが普段口にしているとうもろこしです。
茹でたり、焼いたりしてそのままでも美味しいですが、スープにすることも多い野菜で、クリーム状に加工されたコーンが缶詰で売られています。
その甘さから分かるように、糖質もあるので食べすぎ注意となります。

ヤングコーンはベビーコーンとも言われ、その名の通り、とうもろこしの若い穂先のことです。
中国料理の炒め物や煮込みに使われることが多い。

ポップコーンとは品種が違うため、スイートコーンを乾燥させて、加熱してもポップコーンにはならないのでお気をつけ下さい。

とうもろこしの栄養と薬膳的効能

とうもろこしは炭水化物やタンパク質、脂質が玄米なみに含まれている栄養価がとても高い野菜です。

主な栄養素はカリウム、食物繊維、タンパク質、鉄、糖質、ビタミンB₁、B₂、ビタミンEです。
老廃物排出のカリウムが豊富です。
またビタミンB₁は粒の付け根にある胚芽部分に多く含まれています。

食物繊維も豊富なので消化に悪いので子供や高齢者、胃が悪い人は食べ過ぎないようにして下さい。

体にどういう働きをする?とうもろこしの薬膳的効能

季節や体調によって食材を選び、組み合わせて料理を作るのが薬膳です。
では薬膳的にはどのような効能があるのか見てみましょう!
薬膳の基本についての説明は薬膳とは?薬膳の基本を知ると一生自分の体に活かしていける!をご覧ください。

<とうもろこし>

性質:平(体を温めも冷ましもしない。どんな体質の人が食べても影響がない)

味:甘(気を補う、胃腸の機能を高める)

帰経:大腸・胃(便として排出、食物を消化する)

効能:気を補う、胃腸の働きを高める、また水分代謝も促進するのでむくみや高血圧予防、豊富な食物繊維の働きで便秘改善や血中脂肪を低下させる作用もあります。


<とうもろこしのひげ>

性質:平(体を温めも冷ましもしない。どんな体質の人が食べても影響がない)

味:甘(気を補う、胃腸の機能を高める)

帰経:肝・腎・膀胱
(気の巡りの統括・血を貯蔵して分配・目や筋肉運動円滑。
身体の成長、発育、老化、性機能のコントロール。尿をためて排出。)

効能:水分代謝を促進しむくみの防止、腫れ物を消す、胆汁の流れを正常にする、乳汁を分泌させる。

とうもろこしの調理法と簡単薬膳料理

とうもろこしは実だけでなく、芯の部分、ひげの部分にも効能があるため全て使うような調理法にすると余すことなく効能を得ることができます。
まるごと使えるレシピをご紹介します。

とうもろこしの選び方

選び方としては、
皮の緑色が濃く、実がふっくらしていて先までつまっているもの。

ひげの正体は雌しべなので、実の数だけひげがあります。
つまり、ひげの数が多い物が実もたくさんついているものになります。

そしてひげが茶色の物はよく熟している証です。

オススメ薬膳料理

◉とうもろこしご飯

①米はといでざるにあけておく。
②とうもろこしの皮をむき、実をそいでおく。
ひげは中の白くてやわらかい部分をみじん切りにする。
③炊飯器に米を入れ、水を米の分量の水よりちょっと少なめに入れ、酒、塩をいれて分量の水の線にする。
ここにとうもろこしの実、ひげ、芯(軸)を入れ炊飯。
④炊けたら芯を取り除き良く混ぜて完成。


◉むくみ解消とうもろこしスープ

①昆布だしをとっておく。
②とうもろこしの実をそぐ。ひげは中の白くてきれいな部分を食べやすい長さに切る。
③①の昆布だしにとうもろこしの芯、実、ひげを入れ20分ほど煮る。
④塩、しょうゆで味を調えて完成。

昆布もむくみを取るのに良い食材です。
ダブルパワーで体の中から美味しくスッキリしましょう!

☆豆腐を入れてもいいですし、卵を加えてかきたま汁のようにしても良いです。
また、ミキサーやハンドブレンダーにかけてポタージュにもできます。

☆元気が欲しい時は鶏ささみや胸肉、もしくは缶詰のささみなどを加えてもらうと気も補えて胃腸の機能を高めます。

◉とうもろこしのひげ茶

①とうもろこしのひげをよく洗い、天日干しにして乾燥させる。
②これを煎じてひげ茶に。

利尿作用の高いとうもろこしですが、その効能はひげの方が高いです。
むくみやすい人や、結石の排出もするので、結石ができやすい人なんかはひげ茶の方がオススメです。

まとめ

旬は真夏ですが、利尿作用が強いので梅雨時期から取り入れることで、夏のだるさにも変化が出てくるのではないでしょうか?
今まで捨ててた芯やひげも使って料理することで薬効をまるごといただきましょう。
また梅雨や夏場だけに限らず、台風など雨が続く日などの不調にも缶詰などをうまく利用しながら料理をして体調を整えていきましょう!

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