薬膳料理は効果ある?アトピーの私が薬膳を実践してみた結果

薬膳

薬膳という言葉にどんなイメージがありますか?
一昔前なら漢方薬の入った料理で、苦かったり、美味しくなさそう・・・
そんなイメージだったと思います。
最近では薬膳カレーや、薬膳鍋などを取り入れるお店が増えたり、とても身近なものになってきました。なので最近のイメージは、漢方の入った健康に良さそうな料理・・・という感じではないでしょうか?
実は私も実践するまではそんなイメージで、一昔前の漢方薬を使ったあまり美味しくなさそうな料理という意識でした。
アトピーということもあり、漢方薬っぽい料理を食べたら改善するかなぁ~という軽い気持ちで学ぶことに。

この記事では実際に私が薬膳料理を作ってみて効果があったかどうか書きたいと思います。

薬膳料理とは?

一般的なイメージは漢方薬の入った料理ですよね。
でも実際は普通の食事です。
本当に普通の食事です。

ただ違うのは、そこに食べる人の体の状態が考慮されているかどうかという所。

例えばあなたが風邪をひいたとします。
脂っこいものは受け付けず、あっさりしたものが欲しいはず。
もしかしたら食欲がないかもしれません。

そんな時にお母さんやお父さん、家族などがお粥を作ってくれました。
これが薬膳なんです。

「今日は寒いなぁ~。じゃあ温まる鍋にしよう!」
これも薬膳なんです。

お粥は、風邪でも食べやすいように消化に良い物、負担のかからないものを意識して作られるもの。
鍋は、体の冷えを取ろうと温かくするために作られるものです。

これは食べる人の体の状態から作られているので薬膳料理と言えます。

食材の効能

薬膳では食材の効能に注目します。
体を温めたり冷やしたり、発汗させるもの、抑えるもの、デトックスさせるもの・・・
食材すべてに何らかの効能があります。
効能は栄養学で言われているものと被るものも多いです。

西洋医学から発展した食物学が栄養学、中医学(中国伝統医学)から発展した食物学が薬膳になります。
食材の効能を知ることで食べる人の体調に合わせて食材を選ぶことができます。

体のバランスをみる

薬膳の世界では体のバランスが崩れると、体調不良が起こると考えられています。
足りないのか、過剰なのかなどを見て、そのバランスを食材の効能で整えていきます。
体質の参考として
薬膳の基本!体を知るために大切な気・血・水とは?
も読んでみて下さい。

薬膳料理を食べてみた結果

薬膳というものに興味を持ち始めた時に、とりあえず「薬膳」を食べられる店に食べに行こうと思いました。
選んだ店は薬膳カレーやさんと薬膳火鍋専門店。
アトピーの症状が酷かったこともあり、もし食べて効果があったらいいなぁと期待しつつ行ってみました。そんなすぐ効果なんて出ないだろうと思っていたのですが、結果はその日のうちに出ました。

びっくりするほど痒くなってしまった・・・

これは自分の体質も知らずに「薬膳」という言葉の安心感から生まれた結果でした。

どういうことかというと、私のその時のアトピーの状態は、赤くて熱を持っていて、すごく痒い状態でした。今だから分かることですが、こんな状態の時は体を温めるようなものや刺激物は避けるべきなんです。
この失敗からきちんと薬膳を学び、自分に活かしていこうと決めて現在に至ります。

自分の体質に合ったものを食べる

薬膳に出会って始めて知ったことなんですが、それまでアトピーの原因はとにかく体温が低くて免疫力が下がっていることだと思い、体を温めるようなものを積極的に摂っていました。
生姜やにんにく、ネギ、キムチなど。
しかし、これらはその時の私にとっては避けるべきものだったんです。

きちんと知ったことで、それを避けるようにし、自分の今の体質に合った効能の食材を摂るように意識しました。すると・・・

びっくりするくらい変わった!!

どのように変わって行ったかというと、
◉年中炎症で赤くて熱感があったのが熱感がとれた。
◉痒みがなくなった。
◉激しい生理痛がなくなった。
◉お腹を壊さなくなった。

自分の中ではアトピーもそうですが、生理痛も大きな悩みでした。
それがなくなったことで生活しやすくなったことがとても大きかったです。
今では生理痛の痛みを覚えていません。

人生変わったと言っても過言ではありません。

まとめ

薬膳料理を食べることは食材の効能と体質や季節の特徴と合っていれば効果はあります。
ただ、逆をやってしまうと逆効果にもなるのも事実です。
なので、それなりに知識が必要なのも事実ですが、季節の薬膳などは季節に出やすい症状にフォーカスしているのでそこまで体質関係なく取り組めるのではないかと思います。

私が言えることはアトピーの人は薬膳カレーと薬膳火鍋は合わないのでオススメしませんということです。もちろん、自分の体質を理解した上で食材を選び作った薬膳カレーや鍋は大丈夫です!

この記事を読んでいるということは、薬膳でアトピーがどうなるかが気になってる人も多いはずです。
そんな人達の参考に少しでもなったなら嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。





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