おにぎりで薬膳!?自分に合った具を選ぶだけ!お弁当にも使える簡単薬膳

薬膳

あなたはおにぎりが好きですか?
私は大好きです。
昔やってた「裸の大将」というドラマで山下清さん役の俳優さんが美味しそうに食べてるのをみてすごくあこがれてました。
若い時なんかは平気で10個くらい食べてましたね。
育ち盛りとはいえ食べすぎですね・・・

さて今回はそんな私たちにとても身近なおにぎりを薬膳にしてしまおう!ということです。

薬膳と言うと作るのがすごく難しいイメージをしている人がとても多いんですが、実際はそんなことなくて、とても身近な料理なんです。

薬膳味噌汁を作ってみたい方は
薬膳料理を作ってみよう!初めてでも簡単に薬膳料理をつくる方法
こちらからどうぞ。

今回は自分に合った具を選ぶだけで薬膳おにぎりにしてしまいましょう!

薬膳おにぎりを作る前に

おにぎりを作る前にまずは自分が今どんな状態かを知ることが大切です。
体の偏りが熱に向いているのか、寒に向いているのかを知り、今回は気血水で見る6パターンの体質で選んでみたいと思います。

体質チェックしてみよう!

体が寒熱どちらに傾いているかの説明は
薬膳料理を作ってみよう!初めてでも簡単に薬膳料理をつくる方法
に書いてあるのですが今回はその項目だけを抜粋してますのでチェックしてみて下さい。

どちらが多かったですか?
これだけでも食材を選ぶことはできますがどうせならもうちょっと詳しく体質が知りたいですよね?
では気血水でみていきましょう!
気血水については
薬膳の基本!体を知るために大切な気・血・水とは?
に詳しく書いてありますのでそちらも読んでみて下さいね。
ここでは簡単に体質の特徴を書いているので当てはまる数の多いものがあなたの体質となります。
ではチェックしてみて下さい。


どうでしたか?複数あてはまる場合もありますがある程度偏りがあるんではないでしょうか?
自分の体質が分かったところで早速薬膳おにぎりを作る手順に入ります。

薬膳おにぎりのベースを決める

おにぎりと言っても白米だけとは限りません。
雑穀米や玄米なんかもあります。
それぞれの特徴を書いておくので自分の好みやライフスタイルなんかも含め、何が合うか考えてみて下さいね。

玄米

健康のイメージがある玄米は確かにミネラル分も豊富で体に良いのは間違いありません。
普段からよく噛む人なら玄米でも良いでしょう。
ただ、食物繊維も豊富なので胃腸が弱いタイプだと消化が負担になってしまうこともあるので注意です。早食いの人や胃腸が弱いタイプは避けましょう。

白米

おにぎりと言えば白米ですよね。
白米は玄米などに比べるとミネラルなどはかなり少ないですが、消化に良いので胃腸が弱いタイプにも合っています。
また、おかずの味や触感を邪魔しないのでどんな具材にも合う特徴があります。

雑穀米

雑穀米は豆やあわやひえなど様々な穀類と一緒に炊いたものです。
雑穀は解毒させるものが多いのでアレルギー体質なら雑穀米で作ったおにぎりがおすすめです。
様々な触感の穀類があるので自然とよく噛むことにも繋がりますし、食べてて触感が楽しいと思います。

具材を決める

おにぎりにするごはんのベースを決めたら次は具材を選んでいきます。
それぞれの体質に合うおにぎりの具を書き出してみるので参考にしてみて下さいね。

気虚タイプのあなたにおすすめの具

このタイプは気を補う食材を具材にすると良いです。
気を補う具は、
芋類、キノコ類、豆類かつお、うずらの卵たこ、豚肉、しめじ、アボカドまぐろ、牛肉、鶏肉

◉熱タイプのおにぎりの具の例

角切りアボカドにかつおぶしと醤油をまぶしたもの
豚肉としめじのオイスター炒め
タコ飯おにぎり

◉寒タイプのおにぎりの具の例

牛肉と生姜でしぐれ煮
鶏の塩こうじ焼き

気滞タイプのあなたにおすすめの具

このタイプは巡りをよくする食材を具材にすると良いです。
香りのする食材が多いのでメインの具に香りの具材を合わせるのがおすすめ。

ピーマン、三つ葉、しそ、たまねぎ、柚子皮など

◉熱タイプのおにぎりの具の例

豚肉とピーマンの炒め物
豚そぼろと三つ葉

◉寒タイプのおにぎりの具の例

牛肉と玉ねぎのカレー風味
鶏肉の柚子胡椒焼き

血虚タイプのあなたにおすすめの具

このタイプは血を補う食材が良いです。
血を補う食材は、
黒豆、枝豆、きくらげ、しめじ、にんじん、ほうれん草、黒ゴマ、あさり、穴子、イカ、いわし、うなぎ、牡蠣、かつお、鮭、さば、ひじき、まぐろ、牛肉、卵

◉熱タイプのおにぎりの具の例

枝豆と塩昆布
あさりの佃煮
ひじきの煮物

◉寒タイプのおにぎりの具の例

イワシ缶やサバ缶を使った炊き込みご飯おにぎり
鮭のほぐし身と枝豆
味玉

瘀血タイプのあなたにおすすめの具

このタイプは血がサラサラになるような食材が良いです。
食材は
赤米、黒米、こんにゃく、黒豆、納豆、ザーサイ、ししとう、玉ねぎ、なす、にら、みょうが、イワシ、うなぎ、鮭、さば、さんま、味噌

◉熱タイプのおにぎりの具の例

こんにゃくのきんぴら
なすと豚の味噌炒め

◉寒タイプのおにぎりの具の例

黒豆ごはんおにぎり
ししとうのじゃこ炒め

陰虚タイプのあなたにおすすめの具

このタイプは潤す食材が良いです。
食材は
山芋、きくらげ、ゆりね、アスパラ、きゅうり、もやし、梅、レモン、エリンギ、にんじん、ほうれん草、黒ゴマ、ほたて、豚肉、卵

◉熱タイプのおにぎりの具の例

きゅうりの醤油漬け
ホタテときくらげのうま煮

◉寒タイプのおにぎりの具の例

山芋、きくらげ、人参の炊き込みご飯おにぎり
きくらげの梅和え

水毒タイプのあなたにおすすめの具

このタイプは余分な水分を出してあげる食材が良いです。
食材は
はとむぎ、小豆、黒豆、緑豆、えんどう豆、空心菜、せり、とうもろこし、あおさ、あさり、昆布、のり、わかめ

◉熱タイプのおにぎりの具の例

はとむぎご飯に昆布の佃煮
空心菜とじゃこの炒め煮

わかめごはん

◉寒タイプのおにぎりの具の例

とうもろこし入り鶏つくね
黒豆(または小豆)ご飯と塩昆布

まとめ

体質別おにぎりの具と例を出してみましたが、いかがだったでしょうか?
例はそれぞれのタイプの食材同士の組み合わせにしていますが、難しく考えず、そのタイプの食材を使っていれば鮭おにぎりとか昆布おにぎりとかシンプルなものでも良いですし、好きなおかずにタイプ別食材を混ぜるという方法もあります。

これをお弁当にすれば自分に合った薬膳弁当だってできちゃいますよ。

まずは、自分に合った料理を食べているんだなぁという意識が大切です。
おにぎりから薬膳始めてみませんか?


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