ゆり根の薬膳的効能は?茶碗蒸しだけじゃないゆり根の使い方

食物について

ゆり根は茶碗蒸しに入っているのしか知らない人もいますが実は薬膳料理ではよく使われる食材です。
それは漢方薬にも使われるくらい優秀な食材だからです。
しかし使い方が分からないという人も多いのではないでしょうか?

今回はそんなゆり根について薬膳的効能と茶碗蒸し以外の使い方をお伝えしたいと思います。
是非最後まで読んでみて下さいね。

ゆり根について

ゆり根はオニユリ、コオニユリの球根です。

旬は冬から初春にかけてで、鱗片が白くハリがあり大きく、しっかりと重なり全体が締まっており傷が少ない物が良品です。
紫がかっているものは苦みが強いものになります。

主に茶碗蒸しや椀種に使われることが多いです。
触感はホクホクとし、甘みを感じますがかすかに苦みも感じられるのが特徴です。

また、ゆり根を蒸して乾燥させたものを百合(びゃくごう)と言い、生薬になります。

ゆり根の栄養

ゆり根には浸透圧や水分バランスを調整、維持するカリウムが含まれています。
他にも骨や歯を作るのに必要なカルシウム、赤血球を作るのに必要な、便通促進の食物繊維なども多くはありませんが含まれています。

ゆり根の薬膳的効能は?

ゆり根は薬膳ではよく使う食材です。

季節や体調によって食材を選び、組み合わせて料理を作るのが薬膳です。
では薬膳的にはどのような効能があるのか見てみましょう!
薬膳の基本についての説明は薬膳とは?薬膳の基本を知ると一生自分の体に活かしていける!をご覧ください。

体にどういう働きをする?

【平】・・・温めも冷やしもしない。
どんな体質の人が食べても影響がないので料理にも使いやすいです。

【甘微苦】・・・気を補い胃腸の働きを高めます。
体にこもった余分な熱を取り除く。精神を安定させる。

【心・肺】・・・血を全身のすみずみに循環させて滋養する。精神や意識、思考力や睡眠を正常に保つ。全身に体液を巡らせ、汗で調節し、皮膚を正常に保つ。また外からの病気の侵入を防ぐ。

ゆり根の効能

ゆり根は肺の潤いを補い、咳止めや喉の渇きを癒します。
肺は肌とも繋がりがあるため、肌にも潤いを与えます。
なので乾燥している人にオススメの食材で美肌に繋がります。

また精神を安定させる効果もあるため、不安感解消やイライラを落ち着かせたり、動悸や不眠などにも効果的です。

茶碗蒸し以外のゆり根の使い方

ゆり根と言えば「茶碗蒸し」をイメージする人も多くいると思います。
私自身も薬膳をするまでは茶碗蒸しくらいでしか食べたことがありませんでした。

しかし、ゆり根も使い方次第で色々なものに使えますし、食材の組み合わせで効能もアップさせることができます。
茶碗蒸し以外にどんな使い方ができるのか見ていきましょう!

汁物や煮物

ゆり根は汁物の具材や煮物の具材としても使えます。
味噌汁に使えば精神安定の味噌汁に早変わり。
味噌汁に使うだし汁にも精神安定効果があるのでバッチリではないでしょうか。

味噌汁についてはこちらの記事もおすすめです。
「アトピーなら薬膳味噌玉で腸内環境を整えよう!作り方と効能」

「便秘解消には味噌汁がいい?一週間味噌汁を飲んで実験してみた結果」

ゆり根は火を通すと芋のようにホクホクしているので、煮物にも使えます。
ただし早い段階で煮てしまうと柔らかくなりすぎてドロドロになってしまうので最後の方に入れるのをおすすめします。

マッシュする

ポテトサラダを作る時に蒸す、または茹でて、芋と一緒にマッシュしてしまいましょう!
形はなくなってしまいますがかすかな苦みも気にならず食べやすくなります。
長芋でマッシュポテトにしたりポテトサラダを作ることによって乾燥してカサカサが気になる人の薬膳料理になります。

長芋の効能などはこちらの記事を参考にしてみて下さい。
「山芋の栄養と薬膳的効能は?アンチエイジングや子供の発育にも関係!?」

またゆり根はそこまでクセがあるものでもないのでデザートにも使えます。
私はスイートポテトにしたり、お正月の栗きんとんにこっそりゆり根を忍ばせています(笑)
デザートを食べてホッとするだけでなくゆり根の効能もいただくことで精神安定に繋がります。

炒め物

ゆり根は炒め物に使っても何の違和感もなく食べられます。
むしろゆり根の触感が良く炒め物との相性も良いと言えます。
個人的にはオイスターソースで炒めるのが好きですが、どんな味付けであっても馴染んでくれますので普段作っている炒め物にゆり根を足してみてはいかがでしょうか?

まとめ

ゆり根の効能や茶碗蒸し以外の用途についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?

ゆり根は喉や肌などを潤したり精神安定に良い食材です。
料理も茶碗蒸しだけでなく、味噌汁の具として使用したり、マッシュしたり、炒め物など、どんな料理とも相性が良いです。
クセのない味なのでどんどん色んな料理に使ってみてはいかがでしょうか?

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